筥崎宮「玉せせり」
January 3, 2024
「玉せせり」は、全国に知られる祭(九州三大祭)です。起源は定かではありませんが、今から約500年前の室町時代に始まったとされ、昔から盛大かつ厳重に行われている神事です。
午後1時の玉洗い式にて祓い清められた陰陽2つの木玉は、東側に約250m離れた場所にある末社玉取恵比須神社に運ばれます。ここで陽の玉は裸に締め込み姿の競り子達に手渡され祭典開始となり、この玉に触れると悪事災難を逃れ幸運を授かるといわれています。競り子達は勢い水を浴びながら陽の玉をめぐり激しい争奪戦を繰り広げ、本宮に向かって競り進みます。楼門に待つ神職の手に渡され、陰陽2つの玉が再び揃って神前に納まり、めでたく神事は執り納めとなります。陸側と浜側に分かれた玉の争奪戦は、一年の吉凶を占う年占いの意味合いもあり、陸側が玉をあげれば豊作、浜側があげれば豊漁と云われています。
開催日:1月3日
開催場所:玉取恵比須神社~筥崎宮境内
筥崎宮ホームページ